

高校時代に1年間アメリカへ留学し、大学時代は英文科に在籍。そのため、会社勤めをしていたときには通訳やアテンドを頼まれた経験があります。でも、通訳者として本格的に仕事をしていくには実力が足りないという自覚がありました。サイマル・アカデミーの実践英語コースで学ぶことにしたのは、通訳訓練につながるレベルの高さが一番の理由です。専門分野を持たない私にとって、幅広く知識を身につけられる教材にも魅力を感じました。 レベル7のクラスでは、パラフレージング演習によってボキャブラリーの増強に努めました。“言い換え”のために意識して同義語を使おうとするので、仮に間違ったとしても「その意味でその言葉は使わない」と先生に正してもらえます。状況に応じた言葉の正しい用法が身につき、表現の幅が広がりました。授業で見るニュースレポートについてキーワードを頼りにサマライズし、それをレコーディングする演習があったのですが、これには逐次通訳に通じるものを感じました。緊張を強いられるなか、どれだけ情報を正確に再現できるか。通訳現場の雰囲気を体感できる、とてもいい訓練になったと思います。



現在はレベル7に在籍し、冠詞の使い分けといった細部にも気をつけながら、「聞きやすくわかりやすい英語」の習得に励んでいます。長文をスピーディに話すのが“いいスピーチ”だと思っていたら、先生は「それでは書き言葉のようだし、早口では聞き取れない」とバッサリ。「短く簡潔に話したほうがいい」とアドバイスされ、目からウロコが落ちましたね。この「簡潔さ」を考える上で役立っているのがライティングの宿題です。書くとなると当然、情報を整理して言葉を選びます。その結果、「実はこんなに簡単に表現できる」と驚くことに。ライティングのおかげで、スピーキングも明らかに変わってきました。 早く通訳者になりたいという気持ちはあります。でも、実践英語コースでの勉強がまわり道だとは思っていません。学び得たものは多く、それがいずれ通訳訓練を始めたときに、私を支えてくれると信じています。 |