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長く続けられる英語の仕事にはどんなものがあるの?

英語を使う仕事の将来性

社会、経済、文化のグローバル化が進展するのに伴って、日本国内でも英語を使う機会は増えています。ビジネスの世界では人事評価にTOEIC®の点数を取り入れたり、社内の公用語を英語に設定したりする会社も多く、仕事で英語を使う機会は今後もますます拡大していくでしょう。 とはいえ、留学などで海外生活を経験した人や英会話学校へ通って勉強している人も年々増えていて、日常会話レベルの英語が話せることは、それほど珍しいことではなくなってきているのも事実です。

また、今後は通訳・翻訳ソフトなどの性能もどんどん向上していくことが予想されますので、簡単な通訳・翻訳の仕事がなくなっていく可能性も否定できません。つまり、英語を使える人が増えれば増えるほど、英語を使う仕事はより高度なスキルを持った「プロ」に特化していくことになるのではないでしょうか。

長く続けられる英語の仕事にはどのようなものがある?

英語のスキルを活かし、プロとして長く続けられる仕事は、通訳者、翻訳者、通訳ガイド、英語講師などが挙げられます。例えば女性の場合、結婚や出産、夫の転勤などによって仕事のキャリアが中断したり、仕事を続けることができなくなってしまうということは珍しくありません。

その点、通訳や翻訳などの仕事はいずれもフリーランスとして場所を選ばずに働くことができるので、夫の転勤などで地方や海外へ行ってもキャリアを中断する必要がありません。また、一般的な企業には定年制度がありますが、高度な通訳・翻訳のスキルを身につけてフリーランスとして仕事をすれば、年齢に関わらず働き続けることも可能です。

未経験からこれらの職業をめざすには?

未経験から通訳や翻訳、通訳ガイド、英語講師といった仕事をめざす場合は、どうすれば良いのでしょうか。いずれの職業も高いスキルと専門的な知識が必要なので、やはりスクールに通って勉強をするという人が多いようです。

では、なぜスクールに通うことが効果的なのでしょうか。実際にスクールに通い未経験から通訳者をめざす人、翻訳者になった人のケースを具体的に見てみましょう。

育児中に勉強をして通訳者をめざすNさんのケース

幼少期をアメリカで過ごし、大学在学中からリポーターとしても活躍していたNさん。結婚・出産をきっかけに専業主婦となり、3人の子どもの子育てに奮闘しながらも憧れの通訳者をめざしてスクールに通っています。

入学直後はプロの通訳者になるための壁の高さに愕然としたNさんでしたが、通訳者としての心構えや具体的なテクニックなどをゼロから学び、少しずつ進歩を実感しているそうです。いずれは子育てと仕事を両立しながら通訳者として働くことをめざしています。

定年後に翻訳者になったAさんのケース

会社員時代に海外営業に携わっていたというAさんが、フリーランスの翻訳者になろうと思い立ったのが50歳の頃。59歳でTOEIC®980点を取得し、定年退職後には翻訳会社のトライアルにも受かって翻訳者としてのスタートを切りました。

ところが、その後の仕事が思うように増えなかったため、思い切ってスクールに通うことに。半年間をかけて日英翻訳についてのスキルを基礎から徹底的に身につけました。その結果、受講終了後には翻訳会社2社のトライアルに合格し、現在は継続的な仕事を得ることができています。

通訳者や翻訳者はフリーランスとして働くこともできるため、ライフスタイルの変化に影響を受けにくく、長く続けることができる職業です。長期にわたって英語を使った仕事をしたいと考えている人は、ぜひめざしてみてはいかがでしょうか。