講師インタビュー:池内 尚郎先生(通訳者養成コース)

グループの総合力で確実にキャリアにつなげる

現場感覚を活かした独自の教材とカリキュラム

約50年もの長きにわたり、日本の通訳業界を牽引し続けてきたサイマル・インターナショナル。その教育機関として設立されたサイマル・アカデミーでは、現役プロ通訳者・翻訳者による実践的な授業を行っている。「通訳者養成コース」では、段階別に予備科、準備科、入門科、通訳科、同時通訳科の5クラスを設置*。通訳者に必要とされるスキルを、基礎レベルから着実に身に付けることができる。

教材とカリキュラムには、業界で培った「現場感覚」が最大限に活かされている。同時通訳科では、実際の国際会議などで使われたスピーチ音声を教材として使用しているため、実際の通訳業務により近い環境で学ぶことが可能だ。

授業の進め方も、徹底した現場主義。受講生はあらかじめ配布される単語リストや資料に目を通し、各自でリサーチを行う。授業当日には、事前に配布された資料などについて質疑応答が行われ、その後でブースに入っての本格的な同時通訳演習となる。こうした独自の指導方針について、自身も会議通訳者である講師の池内尚郎先生はこう話す。「これから話されるテーマについて可能な限り調べて知識を増やすという行為は、実際に通訳者が行う作業そのものです。授業を通じて、受講生にもこうした仕事の流れを追体験してもらっているのです」

受講生のパフォーマンスを講評する際には、通訳者としての目線で、実践的な改善のヒントを与えるように心掛けているという。「通訳の現場でも、ここがうまくいかなかったと反省することはよくあります。大切なのは、失敗を踏まえて改善につなげること。各受講生の強みを伸ばせるように、まずよかった点から伝えるように心掛けています」

*現在は「通訳コース(通訳T〜W)」「会議通訳コース(会議通訳T・U)」の6クラスに変更

グループ会社と連携した充実のキャリアサポート

コース終了時には、「オーディション」と呼ばれる独自の卒業試験が行われる。講師、現役通訳者が評価し、オブザーバーとして参加するサイマル・インターナショナルの担当者を含めた三者それぞれの視点で受講生の同時通訳パフォーマンスを講評するというものだ。現場感覚に即した評価で、修了後のキャリアについてもより適切なマッチングが行えるようになる。

同時通訳科では在学中からキャリアガイダンスの機会を設けており、希望者はサイマル・インターナショナルの担当者と面談をし、キャリアの道筋について相談することが可能だ。また、グループ会社のサイマル・ビジネスコミュニケーションズに登録し、社内通訳などの仕事に就く受講生もいる。通訳会社を母体とする同校ならではの、連携を活かしたサポート体制が心強い。

通訳の仕事というと英語力ばかりに注目してしまいがちだが、池内先生は「知識力」を備えることの大切さを強調する。「会議通訳者は自分でテーマを選べることはほとんどなく、どんな分野の仕事でもやらなければなりません。話されている内容が自分の知っていることなら、話の展開をある程度予測でき、落ち着いて訳すことができます。それが『知識力』です。日頃から知識を積み重ねることは、とても大切。好奇心旺盛で色々なことに興味を持てる人は、通訳者に向いていると思います」

また、英語力に加えて日本語力に磨きをかけることも重要だ。「母語で理解できない内容を、英語で理解するのは難しい。英語力、日本語力、知識力の3つをバランスよく備えることで、通訳者としてよいパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

通訳者は、コミュニケーションの現場に立ち会い、その手助けをするという意義ある仕事。素晴らしいキャリアを目指して、ぜひがんばってほしいですね」

「通訳・翻訳キャリアガイド2015」(The Japan Times)より転載

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