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受講生メッセージ

テクニックを覚えるのではなく翻訳を”体で学ぶ”スタイルがいい

サイマルで勉強を始めたのは実践的な英語力の底上げが目的です。プロの通訳者・翻訳者の養成学校としての評判を耳にしていたので、チャレンジするつもりで通い始めました。当初は通訳志望者向けの英語コースにも通っていましたが、今は翻訳者養成コースに専念しています。 サイマルを選んだ自分の判断は間違っていなかったと思います。授業では一つひとつ事前課題を訳しては先生の指導を受け、実践的な演習を繰り返します。経済・財務会計・ビジネス知識を総動員して原文を英文の流れに沿って深く読み込んでいく。そして論理的に解釈し、筆者のもつイメージを読み手と共有できるよう自分の表現や文体に磨きをかけていく。テクニックを覚えるのではなく、翻訳プロセスを“体で学ぶ”感覚が自分には合っていますね。

また先生はプロ翻訳者養成を目標に掲げつつ、英語のスペシャリストの育成にも力を入れており、学校英文法とは異なる視点から、言語の構造や英語学習法まで幅広く説明してくださいます。興味深いトピックに触れることができ、英語力の底上げという点でも有意義な時間を過ごせています。

こだわりを持った先生の指導で訳文も姿勢も変わった

教材内容が面白い点もいいですね。長年、金融や途上国開発支援に関わる仕事をしてきましたが、自分の専門分野と課題内容が重なるとやはりモチベーションが上がります。逆に、自分が深く関わってこなかった分野が扱われる場合には、知識が広がる楽しさもあります。

先生は翻訳への強い情熱とこだわりを持った方。翻訳の本質に迫る深い指導によって、直訳・英文和訳から卒業して、原文の意図に忠実でありながらも、より日本語らしく読みやすい文体で訳せるようになってきました。訳語ひとつをとっても考え抜いて最適な言葉を選ぶ姿勢が身についたと思います。仕事と課題の両立は大変でも、妥協はしたくありません。高いプロ意識を持った先生の指導は時に厳しいですが、だからこそ評価していただいたときには大きな自信につながります。 翻訳学習を通して言語構造の違いを強く意識するようになり、英語と日本語の理解も深まってきました。学んだことを糧にどん欲に学習を続け、より満足のいくコミュニケーション力を追求していきたいです。

他にもこんなメリット!

先生はとても熱心な方で、たくさんの参考資料をくださいます。独自の翻訳論をはじめ、言語・翻訳から経済金融までをカバーした参考図書リストなど、それだけでも非常に価値あるものです。授業は一方通行ではなく、モチベーションの高い仲間と一緒に大学のゼミのような雰囲気になることもあります。自分もこだわるタイプなので、先生の考え方や他の受講生の翻訳に刺激を受けることが多いですね。

小野純吾さん

翻訳者養成コース

銀行勤務の後に英国留学し、修士号取得(途上国開発支援)。途上国でのNGO活動などを経て、現在は外資系金融機関に勤務。2011年4月より翻訳者養成コースで翻訳学習を開始。