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受講生メッセージ

通訳者の心構えまで学べる

日本の大学を卒業後、海外の大学院に留学。通訳者になりたいと思い、大学院に在籍しつつ、サイマル・アカデミーで「通訳Ⅱ」と「通訳者をめざす人のための上級英語」を受講しています。
ここで学ぶ第一の目的は、ボキャブラリーを強化すること。私は英語も日本語も自分の知っている単語を使い回す傾向があるので、それを改善しつつ、人前で話せる発言力を身に付けるのが目標です。まだ受講して3カ月ほどですが、2コースを並行して受けている相乗効果で、少しずつボキャブラリーが増えてきました。また、日常会話でも起承転結を意識することで、話を要約する力がついてきたと感じます。
授業では、現役通訳者である講師から、常に現場を見据えたアドバイスをいただけるのが大きな魅力です。例えば、投資家説明会での通訳という設定の授業がありました。そこでは事前に配布されたゲスト一覧をしっかり頭に入れておくなど、実際の通訳の現場同様、その場を円滑に進めるための準備を万全に行う大切さを学びました。
もうひとつ印象的だったのは「通訳者には"機転"が必要である」という講師の言葉です。例えば「ため息が出る」という言葉も、聞き手の言語や文化に応じて「眉間にしわを寄せる」といった訳を選ぶなど、機転を利かせることの重要性に気付かされました。

切磋琢磨し、仲間と共に向上

サイマル・アカデミーの特長のひとつは、担任制で、講師が受講生一人ひとりをしっかり指導してくれることです。わからないことを、はっきり「わからない」と言える環境は貴重だと思います。クラスには、さまざまなバックグラウンドをもった生徒が集まっているので、お互いに刺激を受けつつ、連帯感をもって授業に臨んでいます。
場の空気を読みつつ、機転の利いた通訳者となれるよう、今後も勉強に励んでいきたいと思っています。

「通訳・翻訳キャリアガイド2018」(The Japan Times)より転載