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英文契約書の読み方・訳し方

講座

  • 全10回
  • 課題添削 3回
  • 受講期間 約6カ月

受講料 37,400円(税込)

英文契約書の読み方・訳し方

講師

渡辺 昇(翻訳者、サイマル・アカデミー講師)

対象

  • 英文契約書を業務で取り扱う方、興味がある方

TOEIC® 700点~、英検準1級~

教材

テキスト(PDF)、参考資料(PDF)、用語集(冊子 ※国内の方のみ送付)

ご注意

用語集は、国内の方のみへの送付になります。海外の方でも日本の住所がある方にはお送りしますので、購入手続きの際に、教材送付先の欄に日本の住所を入力してください。

グローバルビジネスに求められる英文契約書理解への第一歩

英文契約書のセンテンスは長文が多く、一見、非常に複雑に見えます。しかし実際は、複文や同類語の羅列が多いだけで、使用される文法や構文も難しいものではなく、内容は極めて論理的に構成されています。また、文章の構成も基本的にはほぼ同じため、じっくりと論理性を考えながら対応すれば、必ず訳せるものです。一方、契約書での誤訳は影響力も大きいため許されないという厳しい一面もあります。

この講座では、まず、英文契約書の基本的な知識を習得するために、必要な一定のルール、独特の表現・用語、留意するべきポイントなどを20の項目に分けて詳細に説明します。こうした基礎力を習得したあと、英文契約書の基本的な構成と、多様な契約書の中で類似項目が極めて多い一般条項の条文を学習します。実務に即した翻訳の知識を学ぶことで、英文契約書への理解を高めます。

本講座には、3回の翻訳添削課題が付いています。課題文は授業動画と関連した内容になっていますので、効果的に翻訳の練習と知識の習得ができます。

サンプル動画を再生
  • カリキュラム
  • 課題・用語集
  • 講師から
  • 講師紹介

カリキュラム

第1回から第7回の講義では、英文契約書を翻訳するための注意点を20の項目に分けて学習します。第8回では、英文契約書の基本的な構成を紹介し、本体条項では売買契約書の例を取り上げます。第9回と第10回は、より実務に基づき、一般条項の中から9つの条項を取り上げ、各条項の内容、翻訳する際の注意点を紹介します。

実際の契約書で使用されるセンテンスや文章を例題として用いながら解説します。また、例題と類似の契約文で翻訳練習することで、効果的に英文契約書を読む・訳すための知識を身につけます。

※動画を途中で止めて翻訳練習をする箇所があります。下記の時間には翻訳練習の時間は含まれておりません。

内容 時間
1 英文契約書を翻訳するに当たっての、
20の注意点(1)
20の注意点から以下の項目1~6を取り上げます。
1. 漢字と熟語の使用
2. 漢字と平仮名の使い分け
3. 語順についての配慮
4. 英語と訳語の対応
5. 読点、中点(中ポツ)の使い分け
6. 読点の使い方の統一
約20分
2 英文契約書を翻訳するに当たっての、
20の注意点(2)
20の注意点から以下の項目7~8を取り上げます。
7. 助動詞の訳
8. 接続詞の訳
約22分
3 英文契約書を翻訳するに当たっての、
20の注意点(3)
20の注意点から以下の項目9を取り上げます。
9. 契約書に独特の表現:パート1
約30分
4 英文契約書を翻訳するに当たっての、
20の注意点(4)
第3回に続き、20の注意点から以下の項目9を取り上げます。
9. 契約書に独特の表現:パート2
約18分
5 英文契約書を翻訳するに当たっての、
20の注意点(5)
20の注意点から以下の項目10~13を取り上げます。
10. いくつもの異なる意味を持つ英単語
11. 日本語になりにくい英語表現
12. 時制についての的確な理解
13. 修飾語のかかり方についての注意
約28分
6 英文契約書を翻訳するに当たっての、
20の注意点(6)
20の注意点から以下の項目14~16を取り上げます。
14. 受動形の能動形への書き換え
15. 冠詞、単数・複数形に対する配慮
16. 長文の処理の仕方
約14分
7 英文契約書を翻訳するに当たっての、
20の注意点(7)
20の注意点から以下の項目17~20を取り上げます。
17. 一般条項における「見出し」 からの内容の推測
18. 契約書の論理性、文章の縛り
19. 訳抜けに対する細心の注意
20. 最後の仕上げ -文章のリズム-
約18分
8 契約書の文頭、説明条項、本体条項、
および文末の具体例
文頭
説明条項(Whereas Clause)
本体条項(Substance Clause)
文末
約23分
9 一般条項の例(1) 一般条項から以下の3つの条項を取り上げます。
不可抗力(Force Majeure)
秘密保持義務(Confidentiality)
仲裁(Arbitration)
約16分
10 一般条項の例(2) 一般条項から以下の6つの条項を取り上げます。
譲渡(の禁止)(Assignment)
権利の(不)放棄(Waiver)
可分条項(Severability)
準拠法(Governing Law / Applicable Law)
完全なる合意(Entire Agreement)
契約の修正(Modification)
約23分

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課題・用語集

課題

3つの翻訳添削課題があります。
翻訳したテキストデータをマイページから送っていただくと、添削の後、参考訳例を付けてお返しします。

用語集

英文契約書で頻繁に使用される表現を掲載した用語集です。講師がこれまでに携わった種々の契約書から、契約書に独特の単語や表現約1,200を、その使用例と共に収めたものです。

※受講画面からのダウンロードはご利用いただけません。冊子については、原則、日本国内へのご送付のみとなります。海外の方でも日本の住所がある方にはお送りしますので、購入手続きの際に、教材送付先の欄に日本の住所を入力してください。

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講師から

受講者のみなさまへ

英文契約書と聞くと「難しそう」といって敬遠してしまう人も多いと思います。通常の英語とは異なる面が多いので、とっつきにくいのは確かでしょう。でも、契約書は基本的に極めて論理的に構成されているので、一定のルールや契約書に独特の用語を知っておけば、あとは知恵の輪を解くように、じっくりと楽しみながら理解し、翻訳することができます。複雑な長文を理路整然と訳せたときには大きな快感が得られます。

ただ、訳し方のルールを理解していないと、TOEICで高得点をマークしている人でも、なかなか良い契約書の翻訳はできませんし、意外と誤訳も犯しがちです。しかし、契約書で誤訳は許されません。

急速にグローバル化が進む中、英文契約書を的確に理解し、翻訳し、作成するという機会はこれから益々増えて行くはずです。この講座を通して、通常の英語に加え、英文契約についての知識も是非身に付けてください。

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講師紹介

渡辺 昇

翻訳者、サイマル・アカデミー講師

慶應義塾大学経済学部卒。三菱商事(株)に約30年間勤務。ニューヨーク及びブリュッセルでそれぞれ約6年間海外勤務を経験(主として原子燃料関連取引および各種非鉄金属取引、欧州との種々取引、日米財界人会議を担当)。2005年からはサイマル・アカデミーで英文契約書講座の講師を担当。その他、主としてエネルギー問題、環境問題、契約書の翻訳に従事。

お申し込み受付中

英文契約書の読み方・訳し方

受講期間

お申し込み当日から180日間

2024年04月26日 から
2024年10月22日 まで

受講料

37,400円(税込)

カートに入れる

お申し込みの前に

受講に使用する環境でレッスン動画のご試聴に支障がないか、事前に動作確認用動画でご確認ください。
また、お支払い手続き後のキャンセルはお受けできません。

受講にあたって

教材について
用語集を除き、すべての教材はマイページからダウンロードできます。用語集のみ日本国内の方にお送りします。
再受講特典のご案内
講座・セミナーの再受講をご検討の方に特典があります。