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修了生メッセージ

小学校の頃にアメリカで2年、大学の交換留学プログラムではカナダで1年を過ごしました。大学の就職活動中に、自分の特技はやはり英語であることを実感し、英語を使った仕事に就きたいと考えるように。中でも手に職がつく通訳者に魅力を感じ、卒業後すぐに学校に通おうと決めました。

サイマルを選んだのは、通訳業界の中でも一番伝統があり、知名度が高かったから。授業では通訳者として第一線で活躍している先生方から貴重な体験談を聞くことができますし、経験を交えながらのアドバイスは実践につながるものばかりです。社会人経験のない私は、なかなかビジネスにふさわしい表現ができず苦労したのですが、先生に最後まで親身に言い回しを指摘していただきました。

受講中にサイマル・ビジネスコミュニケーションズ(SBC)に登録し、機械メーカーで外国人副社長付きの通訳者兼秘書として働き始めました。海外支社が多い会社なので電話会議が頻繁にありますし、社内ミーティングが1日中続くこともあります。テクノロジー分野の知識が不可欠でとにかく勉強の毎日ですが、自分の同時通訳でミーティングがスムーズに進んだり、参加した会議がきっかけで商談がまとまった時は、とてもやりがいを感じます。

10月からはサイマルの専属通訳者になりますが、様々な分野の仕事に挑戦し、今までの経験を活かして的確な表現でお客様に喜んでいただける通訳をめざしたいです。知らない世界を見ることができ、知的好奇心が満たされるのがこの仕事の面白いところ。一生続けていきたいですね。社内通訳で学んだテクノロジー分野や、大学で専攻した建築分野など、極めたいジャンルもあります。いずれ自分の得意分野を確立できるように、これからも学び続けたいです。

朝比奈さんの転身STORY

きっかけ
自分の強みである英語を活かしてフリーでも安定した仕事ができるスキルを身につけたいと思うように。親の薦めもあり、通訳者をめざすことを決めました。サイマルは着実にレベルアップできそうなコース設定が好印象でしたね。

入学
大学卒業後すぐにサイマルで受講を始めたので、ビジネス関連の語彙・知識不足には本当に苦労しました。新聞を読んだり、実践的な通訳教材で業界知識を学びました。

SBCへ登録
2012年の4月から、SBCの紹介で現在の社内通訳者に。社内通訳は経験がないと採用が難しいのですが、意欲を買ってくださる企業を紹介していただきました。親身になってくださったコーディネーターさんには本当に感謝しています。
サイマルの先生方から、現場で間違えやすいポイントや「自分が理解できるまで聞く」という心構えを事前に教えていただいていたので、慌てることなく仕事に取り組めました。

卒業・専属通訳者へ
2013年春に同時通訳科を修了。通訳のスキルをさらに上げるため、4月からワークショップを受講しています。社内通訳の経験を活かして、10月からはサイマル・インターナショナル専属通訳者として頑張ります。

こんな仕事をしています ※SBC登録時

■社内ミーティング・会議の通訳
定例会議では通訳ブースを使った同時通訳、打ち合わせでは上司へのウィスパー通訳が多いです。逐次通訳よりも倍のスピードで会議を終了することができるので、「通訳がなかったら2~3日かかる」と言われた時は嬉しかったですね。

■外国人ゲストの通訳

■クライアント先への同行通訳

■資料・メールの翻訳
機械メーカーなので、テクニカルライティングが主体ですね。通訳業務が6割に対して翻訳業務は4割くらいです。

■秘書業務(スケジュール管理・出張手配など)

朝比奈玲奈さん-仕事道具

朝比奈さんの必需品。電子辞書に筆記用具、イヤホン、脳のエネルギー源であるチョコレートは必ず持っている。ポストイットは、来客の役職や名前、会議で使う専門用語などを書いておくのに便利。

朝比奈さんの受講コース

通訳Ⅰ→通訳Ⅱ→通訳Ⅲ→通訳Ⅳ→会議通訳Ⅰ→会議通訳Ⅱ

朝比奈玲奈さん

サイマル・インターナショナル専属通訳者

11歳の時に父の仕事でアメリカに渡り2年間を過ごす。日本女子大学在籍中にカナダで1年間の交換留学を経験。卒業後、サイマル・アカデミーの通訳者養成コースを受講。在学中にサイマル・ビジネスコミュニケーションズ(SBC)に登録し、機械メーカーで外国人副社長の通訳兼秘書として稼働。2013年10月よりサイマル・インターナショナルの専属通訳者となる。