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修了生メッセージ

「技能契約社員」として経験を積み、サイマルの専属通訳者になることができた

キャリアの転機は社会人1年目、早々に訪れた。翻訳職として新卒採用されたはずが、会社の要請で通訳も兼務することに。だが、初めて経験する通訳は苦戦続き。先輩社員に相談すると、サイマルのインターネット講座「基礎からはじめる通訳トレーニング」を薦められた。

「メモ取りと訳出の基礎的なスキルを学べただけでなく、2回の添削指導でどこを改善すべきかも指摘していただきました。想像以上の成果があったので、迷いなく通学を決めました」

通訳コース「通訳Ⅰ」では、シャドーイングや要約、リテンションなどの基礎訓練に励む。「通訳Ⅱ」に進むと、メモ取りとリテンションの配分を徐々につかみ、より適切な表現や構文を使って訳出できるようにもなった。

「先生の的確なアドバイスのおかげで、逐次通訳の基礎を固めることができたと思います。あるとき、先生が同時通訳のデモを披露してくださり、『こんな完璧な通訳ができるようになりたい』と強く思ったことが、その後の支えになりました」

講師の助言を意識し、毎日復習して弱点を克服

着実に進級を重ねたが、卒業目前の会議通訳コース「会議通訳Ⅱ」が「一番苦しかった」と振り返る。日→英の同時通訳演習では、講師から「話者に無理に追いつこうとして、発音や抑揚、区切りが乱れている」と何度も指摘された。

「『自分がスピーカーになったつもりで』という先生のアドバイスを意識し、自分の言葉で語るように訳出できるよう、教材を使って何度も復習しました。そんな勉強を毎日、短時間でも続けたことで、壁を乗り越えられたのだと思います」

卒業後には「技能契約社員制度」を利用してサイマル・ビジネスコミュニケーションズの技能契約社員となり、派遣先の企業で社内通訳に従事。「派遣契約期間外でも毎月の固定給が保証されているので、安心感があった」という。そうして実践力を磨き、ついにはサイマル・インターナショナルの専属通訳者に。

「お客様の目的達成に貢献できる通訳者でありたいですね。訓練中の方にアドバイスするなら、もし心が折れそうになったら『通訳者になりたい』と思った初心をぜひ思い出して、と伝えたいですね」

「通訳・翻訳ジャーナル 2020年秋号」(イカロス出版)より転載
文=金田 修宏

野間口蓮海さん

サイマル・インターナショナル専属通訳者

東京外国語大学卒業後、企業で翻訳と通訳に携わる。2015年よりサイマル・アカデミーで通訳訓練を始め、18年に「会議通訳Ⅱ」修了。サイマル・ビジネスコミュニケーションズの技能契約社員として社内通訳に従事した後、サイマル・インターナショナルの専属通訳者に。