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体験レッスンレポート

授業風景

翻訳者養成コース基礎科の体験レッスンは、実際の授業も担当する成瀬由紀雄先生が講師を務めます。

まず初めに、先生から基礎科クラスの到達目標についてお話ししました。内容をただ翻訳するだけではなく「人の心の動きを翻訳する」というメッセージに、みなさん興味津々のようでした。
クラスの進め方や教材・評価について説明した後は、お待ちかねの翻訳演習の時間です。まずは英語から日本語へ翻訳する英日翻訳演習。今回はとある小説の冒頭1行の翻訳に挑戦します。10分ほど時間を取った後、隣の人と訳文を交換し、それぞれの違いを確認します。各グループに先生がコメントした後、実際の訳例(今回は訳書があるので、その訳例)を紹介。どのような翻訳技法が使用されているのか、先生が解説しました。

授業風景

次に日本語から英語へ翻訳する日英翻訳の演習で、2行ほどの臨時休業のご案内文です。
「最低でも3つ訳文を作りましょう。日英翻訳においてたくさんの訳文の候補を作ることは大切です」という先生の言葉に刺激され、みなさん様々な訳文を作成していました。
今度は2、3人のグループで良い訳を1つ選び、クラス全体に共有します。この訳の方がいい、この言葉の使い方は?などみなさん熱心にディスカッションしていました。そこに先生が日英翻訳でよく起こる間違いを解説し、体験レッスンは終了となります。

基礎科は、初めて翻訳を学ぶ方のためのクラスです。その先の、本科・プロ科では分野や翻訳する言語の方向でクラスが分かれていますが、基礎科は分野問わず、日本語⇔英語の双方向の翻訳が学べる唯一のクラスです。このクラスで学び、ご自身が産業翻訳・出版翻訳のどちらへ進みたいのか、産業翻訳でも日英・英日どちらへ進みたいのか、ぜひ見極めていただければと思います。