講座詳細

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基礎からはじめる通訳トレーニング - 通訳訓練法と実践演習 -

講座

  • 全10回
  • 課題添削 2回
  • 受講期間 約6カ月

受講料 37,400円(税込)

基礎からはじめる通訳トレーニング - 通訳訓練法と実践演習 -

講師

松下 佳世(会議通訳者)

対象

  • 英語学習にとどまらず、通訳のための学習に興味のある方。
  • 逐次通訳の基礎を学習したい方。
  • 通訳者を目指したい方。
  • 「通訳者が教える英語力アップ講座 上級」を受講した方。

サイマル・アカデミー Advanced 1~、英検準1級~、TOEIC® 800点~

教材

テキスト(PDF)、演習課題音声(MP3)

ご注意

ICレコーダーなど、音声を録音できる機器が必要です。
(推奨ファイル形式: mp3、mp4、aac、wma)

すべての基本は逐次通訳 - プロ通訳への第一歩

通訳には、「同時通訳」「ウィスパリング通訳」「逐次通訳」などの形態がありますが、すべての基本となるのが逐次通訳です。
この講座は、通訳者養成で実際に行われる訓練法の実践を通して、英語から日本語、日本語から英語への逐次通訳ができるようになることを目指しています。

通訳者の仕事は日々、様々な場面で、様々なテーマの内容に直面します。そうした実際の業務を想定し、ビジネスはもちろん、レセプションや講演会などの場面における通訳や、教育、IT、日本の文化など、できるだけ多くのテーマに触れられる構成になっています。そして講座の最後には、同時通訳の世界も体験していただきます。

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また、毎回のレッスンには、コーヒーブレイクとして、若手通訳者を交えて、通訳者が普段どんな日常を送っているのかをお話しします。初めての通訳案件、社内通訳時代からフリーランスに至るまで仕事の仕方、印象に残っている通訳案件など現場の様子をはじめ、日頃の勉強方法、通訳者が使っている道具の話など、通訳者の日々をさまざまな側面からご紹介します。

  • カリキュラム
  • 課題
  • 講師から
  • 講師紹介

カリキュラム

レッスン1からレッスン5では、英語から日本語への逐次通訳を、レッスン6からレッスン9では、日本語から英語への逐次通訳を実践形式で練習をします。レッスン10では、同時通訳がどのようなものかをご紹介します。

レッスンタイトル 内容 時間
1 E→J Comprehension レッスン1~5では、英語から日本語への逐次通訳練習をしていきます。コンプリヘンションとは、話し手が話した内容をいかに正確に理解するかを指します。第1回目のレッスンでは、聞いた英語を理解し、その内容を英語のまま正確に再現する練習を通して、通訳スキルの基礎を身につけます。 約44分
2 E→J Note-taking 逐次通訳にとって欠かせないスキルである、ノートテイキングを学びます。通訳者がどのようにメモを取っているのか、メモ取りの工夫や注意点を学んで、聞いて理解した内容を正確に再現できる力を身につけます。 約48分
3 E→J Delivery (1) デリバリーとは、言葉を聞き手に届けることを指します。まずは内容をよく聞いて理解し、話し手のメッセージを正確にわかりやすく伝えることが重要です。今回はビジネスミーティングを題材に、簡潔明瞭でスピーディーなデリバリーを目指します。 約48分
4 E→J Delivery (2) デリバリー2回目のレッスンでは、レセプションスピーチを取り上げます。レセプションの挨拶は、式典特有の言い回しがあり、定型フレーズも多いです。レセプション独特の、様々な表現に触れながら、式典にふさわしいデリバリーを身につけます。 約38分
5 E→J Consecutive Interpretation 英語から日本語への通訳練習は、このレッスンが最後です。今回は、世界に日本の良さを発信するための震災復興支援のビデオを題材に、英語のスピードや訛り・アクセントもある少し難易度の高い教材を使用します。レッスン1~4で学んだスキルを活かし、自然な表現を心掛けながら逐次通訳に取り組んでいきます。 約48分
6 J→E Comprehension & Note-taking 本講座の後半は、日本語から英語への逐次通訳練習です。まずレッスン6では、リプロダクションのおさらいをしながら、訳出する言語でメモを取る練習をします。日→英通訳の場合、英語が母国語ではない人にとって表現の難易度が高くなるため、様々な表現に触れていきます。 約39分
7 J→E Delivery (1) デリバリーにおいて大切なことは、わかりやすさに加えて、いかにその場にあった表現ができるか、ということです。今回は社内の営業会議をテーマに、端的な表現を心掛けたデリバリーの習得を目指します。 約51分
8 J→E Delivery (2) 国際研修の修了式とレセプションをテーマに、日本語の司会、開会あいさつ、乾杯の発声など、式典にふさわしいフォーマルな表現とデリバリーを練習します。英語での司会や挨拶を頼まれたときにも役立つような、式典ならではの表現を学習します。 約50分
9 J→E Consecutive Interpretation 実際に行われた講演会を題材に、これまでのレッスンで学んだ逐次通訳のポイントを踏まえて、日英通訳練習のまとめをしていきます。これまでの教材と異なり、「講演」というフリートークの中から重要なポイントをつかむ練習をします。 約43分
10 E→J Simultaneous Interpretation レッスン10のテーマは同時通訳です。同時通訳と逐次通訳の違いや、普段なかなか目に触れることのない通訳ブースの様子など、同時通訳がどのようなものかをご紹介します。また、レッスンの最後には、IT企業の先端技術発表会のビデオを教材に、同時通訳にも挑戦します。 約26分

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課題

本講座には2つの音声添削課題があります。課題を録音した音声をマイページから送っていただくと、添削の上、評価/コメントをお返しします。

評価のサンプル

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講師から

受講者のみなさまへ

通訳者って、どうやったらなれるんだろう…。いまこのメッセージを読んでいる多くの皆さんは、そんな気持ちでインターネットを検索しているうちに、このページにたどり着いたのではないでしょうか。

将来の進路に悩む学生さんもいれば、新たなキャリアを模索する社会人もいる。中には、子育てを終えた主婦の方や、定年後の第二の人生として通訳者を目指している大先輩もいらっしゃるかもしれない。様々なきっかけで、通訳に興味を持たれた皆さんの姿を思い描きながら、この講座を作り上げました。

英語が流暢に話せるだけでは、通訳者になることはできない。それが、30代半ばを過ぎてから初めて通訳訓練を受けた私の実感です。ではどうしたらなれるのか。そのために必要なスキルや技術を磨くための実践方法をまとめてみました。10回のレッスンで、プロの通訳者になるためのノウハウをすべてお伝えできるわけではありませんが、いろんな素材を使った練習を通じて皆さんの興味を具体化し、一人でも多くの方が「もっと学びたい」と思っていただけるような内容を目指しました。

ぜひ、この機会に通訳の世界を体験してみてください。

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講師紹介

松下 佳世

会議通訳者

米コロンビア大学ジャーナリズム大学院修了。朝日新聞のニューヨーク特派員などを経て、サイマル・アカデミー通訳者養成コースで学ぶ。修了後、サイマル・インターナショナルの専属通訳者を経て、2014年4月からフリーランスに。2014年9月から国際基督教大学准教授、2017年9月から立教大学准教授、2022年4月からは教授として通訳学などを教えている。

お申し込み受付中

基礎からはじめる通訳トレーニング - 通訳訓練法と実践演習 -

受講期間

お申し込み当日から180日間

2024年12月05日 から
2025年06月02日 まで

受講料

37,400円(税込)

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お申し込みの前に

受講に使用する環境でレッスン動画のご試聴に支障がないか、事前に動作確認用動画でご確認ください。
また、お支払い手続き後のキャンセルはお受けできません。

受講にあたって

教材について
すべての教材はマイページからダウンロードできます。
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