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通訳・翻訳用語集

通訳・翻訳の専門用語をわかりやすく解説!

アテンド通訳(アテンドつうやく)

イベントや視察などで来日した外国人に同行して行う通訳のこと。

 

ウィスパー通訳(ウィスパーつうやく)

通訳者が聞き手側の人の隣で、ささやく程度の小声で同時通訳を行うこと。通訳ブースや機器を準備したりする手間が不要なため、少人数の社内会議や商談といったビジネスシーンで行われるのが一般的。ウィスパリングともいわれる。
→ 通訳をする方法の種類とその用途

 

映像翻訳(えいぞうほんやく)

海外の映画やテレビ番組、DVDなどの翻訳が主な仕事、外国語のセリフを日本語字幕にする「字幕翻訳」と、声優が日本語吹き替えをする際の台本を作る「吹き替え翻訳」などがある。
→ あなたがやりたい仕事はどれ?翻訳の仕事の種類

 

遠隔通訳(えんかくつうやく)

通訳者が自宅や通訳会社、クライアント企業の会議室等、スピーカーから離れた場所から行う通訳。コロナ禍で需要が急増した。

 

会議通訳(かいぎつうやく)

国際会議やシンポジウム、サミット、政府間協議などの場で通訳を行うこと。複数国が参加する会議の場合スピーカーの発言を聞きながら訳す「同時通訳」や、訳した言語からさらに他言語へ訳す「リレー通訳」をする場合もある。
→ 1つだけではない!通訳の仕事の種類
→ 様々な会議で活躍する「会議通訳者」とは

 

機械翻訳(きかいほんやく)

コンピュータを介して機械的に翻訳すること。Machine Translationの略称"MT"と呼ばれることもある。

 

CATツール(きゃっとつーる)

「Computer Assisted Translation(コンピューター支援翻訳)」の略。以前の翻訳と同じセンテンスや用語が出てきた場合に過去の訳文から対訳を表示したり、用語集を参照したりと、翻訳業務を効率化し、品質を向上させることができる。

 

クイック・レスポンス

聞いた単語の訳を、瞬時に声に出して答える練習のこと。すぐに訳を答える練習を積むことで瞬発力を高め、語彙力の強化のほか「考えてから話す」時間を短くすることもできる。
→ 通訳訓練法で英語力をアップさせよう!

 

コミュニティ通訳(こみゅにてぃつうやく)

学校や役所、病院などで外国人の通訳を行うことにより、日常生活のサポートをする仕事。学校通訳、医療通訳、司法通訳、行政通訳等がある。
→ 1つだけではない!通訳の仕事の種類

サイト・トランスレーション

通称「サイトラ」。英文を前からどんどん順番に訳していく練習のこと。意味のまとまりごとに英文にスラッシュを入れて区切り、日本語に訳していく。
→ 通訳訓練法で英語力をアップさせよう!

 

サマライジング

英語を聞いて話のポイントを的確に判断し、正しい英語・すっきりとした文章構成で要約する練習。リスニングの上でとても重要だが、相手に伝えるときにポイントをわかりやすい英語で伝える点においてスピーキングにも効果的。
→ 通訳訓練法で英語力をアップさせよう!

 

産業翻訳(さんぎょうほんやく)

実務翻訳とも呼ばれており、銀行、証券、保険といった金融関連や、法律、契約文書関連、IT関連などのビジネス文書や学術書、マニュアルなど、主に企業や研究者のための文書を翻訳する。金融翻訳、医療・医薬翻訳、IT翻訳、特許翻訳、技術翻訳などがある。
→ あなたがやりたい仕事はどれ?翻訳の仕事の種類
→ 経済活動や政治の現場で活躍できる「産業翻訳者」とは

 

司法通訳(しほうつうやく)

日本国内で事件に関与した外国人の刑事裁判における法廷通訳、捜査・弁護活動における通訳のほか、民事裁判、民事調停などにおける通訳など、司法に関わる通訳のこと。

 

シャドーイング

英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のこと。英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのがポイント。
→ 英語上達のコツ「シャドーイング」とは

 

社内通訳者・翻訳者(しゃないつうやくしゃ・ほんやくしゃ)

企業に所属し、その企業内で発生する通訳・翻訳の業務を行う。通訳翻訳に特化した業務もあれば、他の業務を兼任する場合もある。正社員、派遣社員、アルバイトなど、様々な雇用形態がある。

 

出版翻訳(しゅっぱんほんやく)

海外で出版された様々な書籍を日本語に翻訳すること。文芸翻訳ともいわれる。書籍以外にも雑誌や歌詞などの文芸作品を翻訳することも。
→ 本の翻訳をする「出版翻訳者」とは

 

スタイルガイド

翻訳する際の表記や用語等を統一するために、表記のルールや定形表現、固有名詞などのガイドラインを規定した仕様書。クライアントからの要望や業界独自のルール等を含むこともある。

 

スラッシュ・リーディング

文章の切れ目にスラッシュ(/)を入れて、スラッシュ毎に訳さず英文のまま意味を把握しながら最初から順に読んでいく練習のこと。似たトレーニングに「サイトトランスレーション」があるが、これは区切った英文を前から訳していく「翻訳(トランスレーション)」の練習で、重点を置く部分が異なる。
→ TOEIC®テストのリーディングに効果的な勉強方法とは?

チェッカー

翻訳者から納品された翻訳文書を原文と突き合わせて誤訳や約抜け、誤字脱字はないか、用語集やスタイルリストに沿っているかを確認・修正し仕上げること。

 

逐次通訳(ちくじつうやく)

話し手が通訳のために話をある程度のところで区切り、通訳者がその内容を整理して訳し伝える通訳のこと。正確に伝えることができる反面、同時通訳と比べる時間がかかってしまうため、テンポよく会話を進める必要がある場面にはあまり適していない。
→ 通訳をする方法の種類とその用途

 

通訳案内士(つうやくあんないし)

別名「通訳ガイド」。日本を訪れる外国人に対し旅行に関する案内を外国語で行う職業のこと。通訳案内士として仕事をするためには、国家試験である「全国通訳案内士試験」に合格して資格を取得する必要がある。
→ 通訳案内士の仕事内容と必要な資格
→ 1つだけではない!通訳の仕事の種類

 

通訳ブース(つうやくぶーす)

主に同時通訳の現場で使用される通訳者専用スペース。会議場内に組み込まれている常設のブースや仮設のブース、パーティションがあるだけの簡易ブースがある。

 

ディクテーション

聞き取った情報を一時的に記憶し、正確に書き取る(ディクテート)練習。聞き取れなかった箇所を分析することで、英語の構文、文法、単語への理解度が確認できる。

 

同時通訳(どうじつうやく)

話し手の発言を聞くのと同時に訳していく通訳のこと。2〜4名程度でチームを作り、15分ごとに交代しながら通訳を行う。
→ 通訳をする方法の種類とその用途

 

TOBIS(とーびす)

「ビジネス通訳検定(Test of Business Interpreting Skills)」 の略。NPO法人通訳技術向上センター(CAIS)が実施している、通訳者が企業内で活躍するために必要な「ビジネス通訳のスキル」を客観的に評価する試験。
→ 通訳の実力を証明できるビジネス通訳検定(TOBIS)とは

ノート・テイキング

通訳者の短期的記憶を補助するためのメモであり、速記とは異なる。聞いて理解した内容を整理してメモ取りを行うことが特徴。話の流れがわかるよう縦方向にメモ取りをしたり、記号などを使用し一目で情報が読み取れるように書く。

バイリンガルセクレタリー

2カ国の言語を使って仕事をする秘書のこと。一般的な秘書業務だけではなく、会議の通訳やメールの翻訳などの英語に特化した業務を行うことも特徴。
→ 英語力が必要な秘書「バイリンガルセクレタリー」とは

 

パラフレージング

文章の意味を大きく変えることなく、自分なりの表現で言い換える(パラフレーズ)練習のこと。適切な表現がすぐに思い浮かばない際、自分の知っている言葉で瞬時に言い換えられるよう語彙力、表現力を強化を行う。

 

ビジネス通訳(びじねすつうやく)

大小問わずあらゆるビジネスの場で行う通訳のこと。逐次通訳やウィスパリングで行われることが多い。
→ 1つだけではない!通訳の仕事の種類

 

フリーランス通訳者・翻訳者(ふりーらんすつうやくしゃ・ほんやくしゃ)

特定の企業・団体に所属することなく、個々の仕事を請け負う通訳者・翻訳者のこと。エージェントに登録したり、個々の人脈・営業活動等で仕事を請け負う。

 

放送通訳(ほうそうつうやく)

海外ニュースを日本語に通訳したり、日本のニュースを外国語に通訳したりする仕事。放送通訳は、海外ニュースのVTRを通訳者が事前に見て、ある程度情報を整理してから放送する「時差通訳」、話し手の言葉を聞きながら瞬時に通訳する「同時通訳」という方法を使用する。
→ 1つだけではない!通訳の仕事の種類

 

ポストエディット(ぽすとえでぃっと)

PEと略される場合もある。機械翻訳した文書を人の手よって、訳抜けやニュアンスの違いを編集する作業のこと。

要約(ようやく)

話のポイントを的確に判断し、すっきりとした文章構成で要約(サマライズ)すること。要約の練習を通して、わかりやすい文章を組み立てる力を身につけることができる。

リテンション

聞き取った情報を一定時間記憶(リテイン)し、聞いたとおりに繰り返す練習。表現をそのまま繰り返していくので、語彙力・表現力の向上にもつながる。

 

リプロダクション

英語を聞いてそれを声に出して再表現(リプロダクト)する、通訳訓練法の中でも難易度の高い練習のひとつ。「シャドーイング」とは異なり、ある程度まとまった量の英語を聞いたら、一旦音声を止めて同じ内容を自分で再構成して、声に出して英語にしていく。情報を正確に聞き取る練習なので、リスニング力の向上に繋がる。
→ 通訳訓練法で英語力をアップさせよう!

 

リレー通訳(りれーつうやく)

多国間会議等でよく使われる。例えば日本の首相が発言したときは日本語ブースにいる日本人通訳者の一人が英語に同時通訳し、他のブースの通訳者はその英語からリレーしてそれぞれフランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語等の言語へ訳す。

 

レシーバー

同時通訳が行われている会場で、参加者が通訳者の声を聴くために用いる機材。複数言語の通訳が入る場合はチャンネルにより言語を切り替えることができる。