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通訳案内士の仕事内容と必要な資格

通訳案内士の仕事内容と必要な資格

日本を訪れている外国人観光客に対して、外国語でガイドを行う「通訳案内士(通訳ガイド)」。観光立国を掲げ今では年間2,000万人近くの外国人観光客が訪れる日本において、今最も注目されている仕事のひとつです。今回は、語学力を活かして様々な場面で活躍できる「通訳案内士」について、その仕事内容や必要な資格などを解説していきます。

通訳案内士とは

「通訳案内士」は別名「通訳ガイド」とも呼ばれており、日本を訪れる外国人に対し旅行に関する案内を外国語で行う職業のことです。観光地の紹介をしながら、日本の文化や伝統を伝えるガイドとしての仕事はもちろん、旅行のスケジュール管理や、宿泊先の確認、病気やケガ、落とし物といったトラブルの対応など、ツアーコンダクターのような役割を担うことも多く、会議通訳者やビジネス通訳者と比べると、サービス業としての一面がより強い仕事です。

通訳案内士は、お客様からの様々な質問に対して、ガイドブックに書かれているようなことをマニュアル通りに伝えるのではなく、自分の言葉で日本の文化や歴史、経済などについて説明する必要があるため、高い語学力だけではなく、様々な分野の知識が求められます。さらには、相手の国の価値観や文化的背景に対する知識はもちろん、相手が何を望んでいるのかを把握するためのコミュニケーション能力、相手に楽しい時間を過ごしてもらおうというホスピタリティ精神がなくては務まらない職業だといえるでしょう。

通訳案内士に必要な資格

通訳案内士になるためには、国家試験である「通訳案内士試験」に合格して資格を取得する必要があります。その難易度はかなり高く、語学力だけでなく日本の地理、歴史、産業、文化など幅広い分野に関する知識がなくては合格することはできません。試験は日本政府観光局によって年1回実施されており、受験者の学歴や年齢、性別、国籍は不問で、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10言語の中から、いずれかひとつを選択して受験します。

試験は筆記で行う一次試験と、口述で行う二次試験からなり、TOEICや英検など保有する資格のスコアや級によっては試験の一部が免除されるシステムになっています。一次試験で受験者のおよそ8割が脱落する難易度の高い資格ですが、一度合格すると生涯にわたり有効ですのでしっかりと勉強して試験に臨みましょう。

通訳案内士として働くためには

通訳案内士の国家試験に合格して資格を取得後、都道府県に通訳案内士として登録します。その後、通訳ガイド関連団体が実施している新人研修を受け、知識やスキルを習得し通訳案内士としてデビューします。働き方としては、フリーランスとして仕事をする人が多く、旅行代理店や人材派遣会社に通訳案内士として登録して仕事を紹介してもらいます。

日本を訪れる外国人観光客が増えたこともあり、通訳案内士の資格取得をめざす人は年々増加していて、仕事を獲得するのは簡単でないのも現状です。そのため、より専門的な知識を身につけるなど、通訳案内士として個性を持つことが強みになるといわれています。

上記のように、通訳案内士になるためには語学力以外にも様々な知識が求められるため、根気強く勉強していくことが大切です。

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