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通訳の実力を証明できるビジネス通訳検定(TOBIS)とは

通訳の実力を証明できるビジネス通訳検定(TOBIS)とは

通訳者として企業や団体から仕事を得るためには、自分自身の通訳スキルを証明したりアピールしたりする必要が出てきます。その方法のひとつとして、通訳スキルや英語の資格を取得することが挙げられます。例えば、「ビジネス通訳検定(TOBIS)」、「TOEIC®」、「実用英語技能検定試験(英検)」、「通訳案内士」など様々な資格がありますが、ここでは、ビジネス通訳のスキルを評価する「ビジネス通訳検定(TOBIS)」について、詳しく解説していきます。

ビジネス通訳検定(TOBIS)の概要

「ビジネス通訳検定」とは、“Test of Business Interpreting Skills” の略でTOBISとも呼ばれ、NPO法人通訳技術向上センター(CAIS)が実施している、通訳者が企業内で活躍するために必要な「ビジネス通訳のスキル」を客観的に評価する試験です。年に1〜2回実施されており、企業や各種団体などに常駐して通訳を行う、ビジネス通訳者のための試験だといえます。ビジネス知識と通訳スキルを判定するため、企業や人材派遣会社が業務を依頼する際の判断材料になるとともに、就業者は自身のレベルに合った仕事に就業することができるようになり、双方にとって適切な判断基準となる試験として活用されています。

TOBISの試験内容

TOBISの試験には、「逐次通訳」と「同時通訳」の2種類があります。ビジネスシーンを想定したテーマが出題され、それを聞いてその場で通訳し録音する形式です。それぞれの試験の内容は下記の通りです。

逐次通訳試験

ビジネスの現場を想定した逐次通訳の技術を評価するための試験で、2〜4級で結果を判定します。試験は逐次通訳(日英、英日両方)の録音が30分行われます。逐次通訳スキルおよび、英語の語彙力、ビジネス知識が問われます。

同時通訳試験

ビジネスの現場を想定した同時通訳の技術を評価するための1級判定試験です。同時通訳(日英、英日両方)の録音が20分行われます。同時通訳スキルおよび、英語の語彙力、ビジネス知識が問われます。

TOBISの受験資格

TOBISの受験は、以下の人を対象としています。

  • 逐次通訳試験:通訳業務の経験がある人、通訳をめざして勉強中の人
  • 同時通訳試験:過去2年以内のTOBIS試験で2級を取得した人
  • 両方受験:通訳業務の経験がある人、かつ同時通訳の実務経験が2年以上ある人または同時通訳の専門訓練を修了した人

TOBISのレベル判定

レベルの判定は1〜4級の認定級となっており、1級が一番上のレベルとなっています。近年の実施結果によると、受験者全体で1級は1割未満、2級は1〜2割、3級は3割程度となっており、通訳業務においてどのようなレベルの対応ができるのかが判定されます。

  • 1級……逐次通訳の技術が十分で、ウィスパー/同時通訳にも対応できる。幅広い業種や業界の通訳業務に順応できるレベルで、ビジネス通訳者としての信頼度が高い。
  • 2級……逐次通訳の基礎が身についている。慣れている業種や分野に関してはウィスパー通訳もできる、ビジネス通訳者として適切なレベル。
  • 3級……初級ビジネス通訳者。一般的な内容の会議であれば逐次通訳が可能なレベル。
  • 準3級……一般的な内容であれば伝達することができるレベル。
  • 4級……通訳スキルはもちろん、まずは第2言語のスキルアップが必須なレベル。

受験後には、レベル判定とともに個別のフィードバックがもらえます。逐次通訳、同時通訳それぞれのスキルを3ランクで評価し、判定者からのコメントももらえるため、弱点や課題を把握でき、自身のレベルを認識して今後のスキルアップにも役立ちます。
通訳者としてのスキルを客観的に証明できる資格があれば、通訳の仕事を得るのがよりスムーズになるでしょう。また、資格取得に向けた勉強は、自身のスキルアップのためにも繋がるはずです。通訳者としての経験を積み、実力を高めていくためにも、ビジネス通訳検定(TOBIS)を受験してみてはいかがでしょうか。

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