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通訳訓練法で英語力をアップさせよう!

通訳訓練法とは

通訳者になるためには、相手の話す内容を正しく聞き取るための「リスニング力」や、意味することを正しく伝えるための「スピーキング力」などの基礎的な英語力を身につけた上で、聞いた内容に瞬時に反応する「瞬発力」、聞いた内容を訳すために必要な「理解力」や「記憶力」、相手にわかりやすく伝えるための「語彙力」や「表現力」など習得していきます。 これらのスキルを身につけるために通訳者が取り入れているのが、「通訳訓練法」です。
訓練法というと、その響きから高度な内容のように感じてしまう人もいると思いますが、実際には英語習得の基礎訓練として有効なポイントがたくさんあります。

通訳訓練法の手法と効果

通訳訓練法にはどのような手法があるのでしょうか。いくつか、その手法と効果についてご紹介します。

 

サイト・トランスレーション

通称「サイトラ」とも呼ばれ、英文を前からどんどん順番に訳していく練習のことを指します。
英語と日本語では文法の語順が異なります。そのため、英語の授業で習ったように「後ろから訳す」ということをしていては、時間がかかってしまって同時通訳を行うことはできません。
サイトラでは、意味のまとまりごとに英文にスラッシュを入れて区切り、日本語に訳していきます。英文をそのままの順で理解できるようになるため、読解のスピードが上がるというメリットがあります。読解のスピードが上がるということは、その分たくさんの英文を読むことができるわけですから、語彙力アップにも効果的だといえるでしょう。また、英文を頭から順に理解することに慣れると、英語を聞いて訳し戻ることがなくなるので、リスニング力もアップします。

 

クイック・レスポンス

聞いた単語の訳を、瞬時に声に出して答える練習のことです。
すぐに訳を答える練習を積むことで瞬発力を高め、語彙力を強化するのにとても良い練習法です。リーディングやリスニングが苦手という人の多くは、語彙力不足がひとつの原因とされています。そのため、英語学習においては「英語から日本語」のクイック・レスポンスを繰り返し行えば、リーディング力やリスニング力が鍛えられますし、反対に「日本語から英語」を繰り返し行えば、スピーキング力やライティング力アップに大変効果的だといわれています。
ただ単語を暗記するより、クイック・レスポンスの練習を取り入れることで英語に対する瞬発力をアップさせて、「考えてから話す」時間を短くすることもできるのです。

 

サマライジング

英語を聞いて話のポイントを的確に判断し、正しい英語・すっきりとした文章構成で要約する練習です。
話の要点をきちんと把握するということは、リスニングの上でとても重要ですが、相手に伝えるときにポイントをわかりやすい英語で伝える点でスピーキングにも効果的です。また、わかりやすい「文章」で相手に伝える練習をすればライティング力の強化にも繋がります
練習方法としては、ある程度まとまりのある英語を聞いて、それを英語で3〜5文程度に短くまとめ、声に出して発音します。このとき、ポイントとなる単語を羅列するのではなく、主語述語を意識することが大切です。

 

リプロダクション

「リプロダクション」というのは、通訳訓練法の中でも難易度の高い練習のひとつで、英語を聞いてそれを声に出して再表現(リプロダクト)する練習です。
聞いた英語を追いかけながら真似する「シャドーイング」とは異なり、リプロダクションはある程度まとまった量の英語を聞いたら、一旦音声を止めて同じ内容を自分で再構成して、声に出して英語にしていきます。このとき、全く同じ表現ではなく別の言い方になっても構いません。リプロダクションでは、話の論旨を理解しながら英語を聞く必要があるため、メモをとりながら音声を聞いていきます。
リプロダクションの練習は、情報を正確に聞き取る練習ですので、リスニング力の向上に繋がります。また、聞いた内容を再度英語にしていくときに文の構成を意識することで、きちんとした正しい英語を話すスピーキングの練習にもなります。また、論旨展開を意識して英語にしていくことで、文章全体の要旨をきちんと把握する力も身につきます

 

このほかにも、様々な通訳訓練法がありますが、このように通訳訓練法には英語力を高めるために効果的なメリットがたくさんありますので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

また、サイマル・アカデミーでは、通訳訓練法を取り入れたレッスンを行う「英語強化コース」や、インターネット講座「通訳者が教える英語力アップ講座」などの講座をご用意しています。興味のある人は、ぜひ一度チェックしてみてください。