修了生メッセージ
内田貴恵さん
サイマル・インターナショナル登録通訳者
サイマルの授業で叩き込んでいたことがそのまま現場で活きています。
サイマル・アカデミーを選んだ理由を教えてください。また、通訳コースを選ばれたきっかけは?
知人に通訳という仕事を勧められ何となく興味を持ち始めました。体験レッスンに参加してみたところ、授業の内容・参加していた生徒のレベル共に高く感じ、またサイマルに通っていたという知人からも「大変厳しいが良い学校だった」と聞いていたため、入学することを決めました。
通訳コースを選んだ理由は、私自身中国語を「話す」ことがとても好きだからです。 元々大阪校に通っていましたが*、ゆくゆくは東京で通訳の仕事がしたいと考えていたので、どうせ学ぶならと思い切って東京校に転校する事を決めました。
最初は他の生徒さんたちのレベルの高さに圧倒されましたが、周りに追いつこうとそれまでの勉強方法を見直し、先生方から厳しくも的確な指導をいただいた事で自身のレベルアップにつながったと思います。
*現在中国語コースは東京校のみ
サイマル・アカデミー修了後から現在まで、どのようなお仕事をされてきましたか?
会議や商談、また国際交流事業に関する随行通訳等のお仕事が多く、同通と逐次は半々の割合です。
外出自粛期間以降、オンライン会議ツールを使った自宅でのリモート通訳や、同時通訳専用システムを使った通訳、顧客先でのテレビ会議通訳が少しずつ増えてきました。
サイマル・アカデミーの授業で通訳のお仕事に活かされていることはありますか?
正式な場面での言い回しや時事関連の単語等は、サイマルの授業で叩き込んでいたことがそのまま現場で活きています。現場でとっさに出てきた単語に対応できた時は、「サイマルで学んでいてよかった」と胸をなでおろす事があります。
「苦労した」または「やりがいを感じた」など、印象に残っているお仕事はありますか?
これまでに経験のない分野のお仕事を受けた際、思った以上に専門用語が飛び交い日本語の発言を聞いてもなかなか理解が難しく冷や汗をかいたことがありました。
事前にいただいた資料を読み込んで、単語帳も作っていましたが、不十分でした。それからは、事前準備をする際は与えられた資料だけで終わらせず、関連する単語や背景知識も調べるようになりました。
通訳者という仕事の魅力を教えてください。
通訳という仕事を通して様々な世界を垣間見る事が出来るのは大きな魅力だと思います。様々なクライアントにお会いし、言葉を訳しながら多様な考えを知り、その繰り返しで自分の世界もこれまで以上に広がっているように思います。
元々は「言語」が好きで通訳を目指しましたが、いざ通訳の仕事についてみるとそれだけに止まらない魅力があるな、と感じています。
今後の目標を教えてください。
IT通信の通訳が得意分野ですので、今後も携わっていきたいです。
また、一つ一つの仕事を丁寧に対応し経験を積み重ね、日本語と中国語共により分かりやすく明確な訳出が出来る通訳者を目指したいと思います。
内田貴恵さん
サイマル・インターナショナル登録通訳者
大学の第二言語として初めて中国語に触れる。その後中国に興味を持ち、中国大連へ一年間語学留学に行く。大学卒業後2年ほど営業職を経験した後、サイマル・アカデミー中国語通訳者養成コースへ入学。中国企業で社内通訳として働きながら通学し、2018年に同コースを修了。現在はフリーランスとして活動中。